こんにちは!ガラパゴステストチーム とののです。
わたしは先日、QA勉強会「ここは苦しいところですが、どうか一つ、QAアーキテクチャを。」に参加してきました!
たいへん勉強になりましたので、ここでも振り返って自分に納めていきたいと思います。
参加前のとのの
わたしがこの勉強会に参加しようと思ったのは、単純に
「QAアーキテクチャってなんだ???知りたい!」と思ったからです。
内容が難しいかどうか、話についていけるかが参加前一番気になるところです。今回はイベントの詳細ページをみて、”QAに関わる全ての方”とあったので「とりあえずいける!!!」という勢いでした笑
QAアーキに参加したよ
QA勉強会「ここは苦しいところですが、どうか一つ、QAアーキテクチャを。」
2016/12/20 19:00〜 @電気通信大学
講演1「QAアーキテクチャの話」:勉強会主催者 藤沢 耕助さん
講演2「ここは苦しいところですが、どうか一つ、QAアーキテクチャを。」:電気通信大学 にしさん
大学って落ち着きますね…
講演1「QAアーキテクチャの話」
QAアーキテクチャについて、藤沢さんがどう考えているか、というお話でした。
資料 Qaアーキテクチャの話
■ 「QA」とはなんだろう?
■「アーキテクチャ」とはなんだろう?
■では「QAアーキテクチャ」とは?
(以下ざっくりわたしが理解した内容)
- 顧客の要求との齟齬が少ないほど「高品質」と言えるのではないか。
では品質を保証するためにできることはなんだろう?
→お客さんに納得してもらうこと?それには何かしらの基準や観点が必要ですね。
→バグがないこと、は示せないけど、特定の範囲でならバグゼロは示せる→納得してもらえる、のでは?QAとは:何の品質を何の目的で保証しているのかを理解、納得してもらうことなんじゃないだろうか
テストにおけるアーキテクチャ設計とは
何をテストするのか(テスト要求分析)
そのテストの目的は何か(テスト対象分析)
どのようにテストするのか(テスト条件分析)
→テストを分析して、設計していくこと?テストアーキテクチャはQAアーキテクチャの一部で、お客さんに理解、納得してもらうためのいろんなアーキテクチャのまとめがQAアーキテクチャなんじゃないだろうか
→レビューアーキテクチャ、テストアーキテクチャ、プロセス保証アーキテクチャ、インフラアーキテクチャなど
とのの。。(ふむふむ)
「テスト」がQAの一部、というところにはっとしました。
いままでひたすらアプリを動かして検証して、テストのことばかり考えていましたが、
品質保証にはテスト以外のアプローチもある、ということを教えてもらった気がします。
これからもテストをしてテストを良くして品質保証することに変わりはないですが、講演を聞いて視野が広がりました。
講演2「ここは苦しいところですが、どうか一つ、QAアーキテクチャを。」
QAが機能しないときっていうのは、上手くいっていなくて、なにをすればいいかはわかっているけど、制約とかしがらみで動けない状態が多い。
そんなとき!「QAアーキテクチャを」何卒… という意味だそうです。タイトルにしっくりきました。
資料 Yasuharu Nishi, 電気通信大学 | SlideShare
■テストや品質保証における問題はこういうところです
■QAアーキテクチャに慣れていないので、テストアーキテクチャを設計してみましょう
■レビュー段階で同じように設計することで、テストを楽にすることができる
■では、QAアーキテクチャを設計しましょう
- まずテスト観点図をかいてみよう
このテストの意図は何か、というところを考えて書くことがポイント
テストの意図が明確になり、何をどうするとバグが起きるのか、が図からわかる
どこで何を保証したのかが図からわかる - 開発者が気をつけることもわかってくるので、自然に「レビュー観点」が明らかになってくる
- なのでまず「レビュー設計」をしましょう
- レビューには副次的役割もあり、その狙いも含めて考えましょう
- ではQAアーキテクチャを設計していきましょう
- ふわふわはっきりしない「品質」をモデリングして、はっきりさせましょう: QA観点モデル
- 開発工程ごとに、さっき決めたどの観点が保証されているのかを整理しましょう: アシュアランスパイプライン
- そのパイプラインを支える技術力を整理して持っておきましょう: テックシェルフ
とのの。。(ふむふむ)
質疑応答でにしさんがおっしゃっていた、「初めから全部わかってやるのなんて無理。はじめは40点でいいから試してみよう」
という回答がわたしにとってすごくヒントになりました。
直接QAアーキテクチャを設計する、ということはまだまだできそうにないのですが、
わたしの仕事に置き換えて、力をつけるためにはどんなところに注目して仕事をすればいいかが少しわかった気がします。
さいごに
今回もたいへん勉強になりました!
Twitterでも参加したかったのですが、正直いっぱいいっぱいでした!!!
もっとサクッ!すぱッッ!と文章がかけるようになりたいです。
スピードも含めてスキルアップしていきたいと思います!!
ではまたお会いいたしましょう、とののでした。