こんにちは、テストチームのあべです。
テストエンジニア歴はもうすぐ1年のひよっこです。
今回は、発表者が先輩のとののさん(@tonono2587)、会場が自社ということもあり、「マインドマップを使ったテスト分析設計勉強会」に参加してきました!
「マインドマップを使ったテスト分析設計勉強会」
■日時
2018/05/16 19:30~21:30
■場所
株式会社ガラパゴス
■登壇者
セッション1:とののさん(@tonono2587)
セッション2:鈴木三紀夫さん
nagasaki-it-engineers.connpass.com
NaITE(長崎IT技術者会)のマインドマップ本読書会SIGメンバーさんの活動報告会を兼ねた勉強会、という形でした。
今回の勉強会はセッションが2つありました。ので、一緒に参加した先輩の文豪さんと2回に分けてレポートします!
今回は、セッション1「【使ってみた】テストにマインドマップ」です(^^)
主な内容はこちら
ちなみに
あべは、テスト設計、分析、テストケース作成の経験がありません。
1年間、テスト実施者として経験を積んできました。
また、「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」は未読で参加しています。
マインドマップについても、勉強会当日にネットで20分ほど学習しただけの、全くの素人です。もちろん、書いたこともありませんでした。
そんな、ソフトウェアテストの経験もマインドマップの知識も浅い、
初心者のレポートであることをご承知おきくださいm( )m
SIG活動報告
まずはSIGメンバーの活動報告がありました。
メンバーの参加動機
■テスト業務の改善
- 1個の改修でどこに影響があるのかすぐにわからない
- テスト技法自体はなんとなくわかってきたが、設計にもっと活かしたい
- 要求分析的な部分も考えたい
- バグ分析もできたらいいな
活動内容
「マインドマップから始めるソフトウェアテスト」の読破&実践を通して、
日々の活動内容の改善を目指す
マインドマップを描いているうちにわかったこと
- 内容を俯瞰してみられる
- 自分の考える癖が見える
- 考えられることが増える
マインドマップからテストケースに落としてみてわかったこと
マインドマップを描いてみる
描いてみましょう!ということで、以下のお題でマインドマップを描いてみることになりました。
■お題
数取器( 数取器|ブラウザ・スマホですぐ使えるWEBアプリ )
使い方
「+」ボタン:クリックする度に数字が+1される
「-」ボタン:クリックする度に数字が-1される
「Clear」ボタン:クリックすると数字が0にもどる
■作成時間:10分
参加者のみなさんがもくもくと書き進めて行くなか、私はいきなりつまずきました。
・・・なにをかいていいかわからない!
テーマはもちろん「数取器」です。
しかしその先に伸ばすべきメインブランチに何を書けばいいかわかりません。
前述のとおり、私はテスト分析も設計も、テストケース作成の経験もありません。
メインブランチにはなにをかくべき?ボタン?品質特性?技法の名前??なにが正解なんだ???
完全に、パニックです。
ですが、さすがに何も描かないのは良くないので、とりあえずメインブランチをボタンにして書いてみました。
そうなるまでのあべの頭の中の流れは、
品質特性では書ける気がしない。。
→「表示」「機能」みたいな要素でも多分うまくまとめられないな〜
→とりあえずボタンごとにどんなテストがしたいか書き出してみよう!
という感じでした。
それがこちら↓ 最初の5分くらいは完全にパニックになっていたので、ブランチもかなり少ないしまとまっていません(笑)
マインドマップを共有する
各自で書いた後、周りの人と各々のマインドマップを共有しました。
そのとき、参加者の方の意見で「なるほど!」と思ったのは、
- 「+」ボタンの表示範囲が大きかった→ボタンのどこでも反応する?
- 「-」ボタンを押し続けるとマイナスになるのか
- 更新をかけたときは値がリセットされるのか
- ボタンを長押しするとどうなるのか
またメインブランチも、私のようにボタンだったり、「機能」「表示」などの要素だったり、人によってかなり違いがありました。
マインドマップをテストに使うコツ
作成→共有後、とののさんがマインドマップをテストに使うときに、感じたこと、それを解決するコツを紹介してくださいました。
■メインブランチを出すのが難しい
- メインブランチをいろんな方法で出してみる。
メインブランチの出し方- 品質特性
- 利用者の立場:実装/ユーザー
- 意地悪漢字
- 業種/職種/経験
- モデルを基に発想:入力>変換>出力
■ブランチを広げるのが難しい
- 気にしすぎないで思いついたことはどんどん描く(階層/構造/見た目/内容...)
- ブランチのそばにメモを書く
■「手描き」自体難しい(後でメインブランチを入れ替えたくなる/書ききれない)
- ツールをつかってみる (WEB/アプリ/付箋)
- 描ききれないところはメインブランチごと別紙へ
まとめ
- マインドマップを書くのにはコツがいる
メインブランチの出し方、マインドマップ全体の整理の仕方 - 始めやすい、楽しくできる
- 繰り返し描くうちに、マインドマップの使い方自体上手くなる、慣れてくる
- テスト観点が多くげられるようになってくる
描きながらどう整理するか、考える順番をどうするか - 視覚的にまとまるので、他人と共有しやすい 共有することで、別の考えも取り入れられる
感想など
- はじめやすい
マインドマップを描いたことがなくても、なんとかそれっぽい形に描くことができました。
必要なのは紙とペンだけなので、思いついたときにすぐはじめられていいなと思いました。 - 活用できそう
ソフトウェアテストの分析以外にも、自己分析や旅の計画など、いろいろなことに活用できそうだなと思いました。 - 自分がどんなふうに考えているかわかる
頭のなかでぐるぐる考えるより、自分がどんな順番で考えてるかが目に見えてわかると、自分の考え方や癖(とののさんも仰っていましたね)が見えてくる感じがありました。自分の考え方の良いところ、悪いところを直すきっかけにもなりそうです。 - 知識がある程度必要
これはマインドマップを使わない場合でも当然なのですが、ソフトウェアテストの知識はある程度必要だなと感じました。知識がないと、今回の私のように、前に進めないままパニックということになりかねません。 ソフトウェアテスト以外でマインドマップを使うときも、テーマについてはある程度知っておいたほうがいいなと感じました。
さいごに
「マインドマップ」とはなにか、テスト分析に使うとどうなるのか、を学ぶことができました。
今回の勉強会をきっかけに、マインドマップについて、テスト分析についてを学びます!
ゆくゆくはマインドマップを使ってテスト分析できるよう頑張ります(^^)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
文豪さんの後編をお楽しみに!
ところで
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